空き家売却・買取査定 0120-940-592

誰も住まなくなった実家をお持ちの方へ

実家の未来に迷ったら。
売る・活かす・残す3つの選択肢

私は、空き家をすぐに売ることだけが正解だとは考えていません。

ただし、何も決めないまま置いておくことも勧めません。現在の価格、建物の状態、維持費を確認したうえで、売る、活用する、管理して残すのどれを選ぶか決めることが重要です。

電話:0120-940-592

ジャパンリアルター株式会社 代表取締役 堤 誠之(空き家相談士)
執筆・監修:堤 誠之(空き家相談士)
誰も住まなくなった実家を想起させる一戸建ての外観写真
実家の外観は、管理状態と売却・活用の判断材料になります。

実家をどうするか、すぐに答えが出なくて当然です

誰も住まなくなった実家をどうするか。

売るべきか。貸せるのか。建物を壊した方がよいのか。思い出があるので残すべきか。簡単に決められることではありません。

私のところにも、次のような相談が寄せられます。

「親から引き継いだ家なので、売って後悔しないか不安です」

「兄弟で意見が揃いません」

「何から手を付ければよいか分かりません」

「遠方なので、家の状態すら把握できていません」

私は、空き家をすぐ売るべきだとは考えていません。

ただし、結論を出さないまま何年も置いておくことは勧めません。時間がたつほど、建物の傷み、管理の負担、相続人同士の確認事項が増えることがあるからです。

まずは売却を決めるのではなく、現在の状態と価格を知ることから始めればよいと考えています。

何も決めずに置くと、3つの問題が進みます

空き家は、時間がたつほど建物、管理、権利関係の確認が難しくなることがあります。すぐに売らなくても、現在の状態だけは把握しておくべきです。

1. 建物の傷み

人が住まない家は、換気や通水が行われません。

小さな雨漏りに気づかず、天井や柱まで傷むこともあります。湿気、白蟻、給排水設備の故障も、定期的に確認しなければ発見が遅れます。

修繕できる段階で見つけるのか、建物として使えない状態になってから気づくのかで、選べる方法は変わります。

2. 管理と近隣への負担

庭木や雑草が伸びれば、隣地や道路へ越境することがあります。

屋根や外壁が傷めば、部材の落下や飛散も考えなければなりません。不法侵入、害虫、火災などへの対応も必要です。

何も起きていないように見えても、所有者として確認すべきことは少しずつ増えていきます。

3. 権利と費用の問題

所有者が亡くなり、さらに次の相続が発生すると、関係者が増えることがあります。

登記名義が古いままになっている、権利証や固定資産税の資料が見つからない、相続人の意見が揃わないといった問題も起きます。

空き家を持っているだけでも、固定資産税、保険、庭の手入れ、交通費などがかかります。費用を把握しないまま所有を続けるのではなく、年間でいくらかかっているかを一度確認する必要があります。

実家の未来は、主に3つの選択肢から考えます

空き家の選択肢は、管理して残す、貸す・活用する、売却して手放すの3つです。解体や片付けは目的ではなく、その選択肢を実行するための手段として考えます。

実家の選択肢は管理、活用、売却の3つ 現在の実家・空き家 管理して残す 使う予定がある 貸す・活用する 収支が合う場合 売却して手放す 管理を終えたい

選択肢1 管理しながら残す

対象

  • 将来自分や家族が住む予定がある
  • 家族間で売却方針が決まっていない
  • すぐに手放したくない
  • 一定期間考える時間が必要

今すぐ売らず、管理しながら残すことも一つの選択です。

思い出のある実家を、短期間で手放す判断ができないことは珍しくありません。

ただし、何もしないまま置いておくのではなく、誰が管理するか、年間いくらかかるかを決める必要があります。

確認すること

  • 換気と通水
  • 雨漏り
  • 庭木と雑草
  • 郵便物
  • 防犯
  • 火災保険
  • 固定資産税
  • 管理を担当する人
  • 将来使う時期

私の考え

将来使う予定が具体的にあり、管理を担当できる人と予算が決まっているなら、急いで売る必要はありません。反対に、「いつか使うかもしれない」という状態だけで何年も維持する場合は、管理費と建物の劣化を定期的に見直した方がよいと考えています。

管理を続ける場合の費用を確認する

選択肢2 貸す・別の用途に活用する

対象

  • 建物を残したい
  • 周辺に賃貸需要がある
  • 修繕費を負担できる
  • 継続して管理する意思がある

建物の状態と地域の需要が合えば、戸建て賃貸などで活用できる場合があります。

一方で、古民家カフェ、シェアハウス、民泊などの言葉だけを見て、先に改修工事を進めるべきではありません。

建物の用途を変える場合は、建築、消防、用途地域、許認可などの確認が必要になることがあります。また、工事費を家賃や事業収入で回収できるかを、現実的に計算しなければなりません。

確認すること

  • 建物の修繕費
  • 周辺で見込める賃料
  • 管理費と修繕費
  • 入居者募集の可能性
  • 用途変更や許認可
  • 空室期間
  • 所有者が管理を続けられるか

私の考え

活用方法が面白いかどうかより、費用を回収できるかを先に確認します。工事費、維持費、見込める収入を比べ、所有者が継続して管理できる場合に検討すべき選択肢です。

売却と活用の収支を比較する

選択肢3 売却して手放す

対象

  • 遠方で管理できない
  • 今後使う予定がない
  • 維持費を止めたい
  • 相続人間で売却方針が決まっている
  • 売却期限がある

今後使う予定がなく、管理を続けることが難しい場合は、売却を検討します。

空き家は、必ずしも家財を全て捨て、建物を解体してから売る必要はありません。

  • 現況のまま仲介する方法
  • 家財を撤去してから売る方法
  • 古家付き土地として売る方法
  • 不動産会社へ買い取ってもらう方法

物件の状態と売却期限によって選び分けます。

確認すること

  • 現況のまま売れるか
  • 片付け費用
  • 解体費用
  • 仲介と買取の価格差
  • 売却までの期間
  • 内覧への対応
  • 契約時の引渡条件
  • 相続登記や抵当権

私の考え

価格を優先するなら仲介を検討します。早さや手間の少なさを優先するなら、買取が候補になります。どちらが良いかは、価格だけでなく、売却期限、残置物、建物状態、契約条件を含めて判断します。

現況のまま売却できるか査定する

売る・活かす・残すを比較する

比較項目 管理して残す 活用する 売却する
向く状況 将来使う予定があり、管理者と予算が決まっている 賃貸需要があり、修繕・管理費を負担できる 今後使う予定がなく、管理を終えたい
最初に必要な費用 建物状態により修繕費 修繕、設備、用途に応じた改修 仲介、片付け、測量、解体等。条件により異なる
継続費用 税金、保険、管理、修繕 管理、修繕、募集、税金 引渡し後は原則終了
管理の手間 継続的に必要 入居・利用状況に応じて必要 売却後は原則不要
収入の可能性 基本的になし 入居・利用状況による 売却代金を得る
主なリスク 劣化、近隣問題、将来の権利複雑化 空室、工事費、管理負担、許認可 売却価格、期間、契約条件
判断までの期間 管理計画を固めるまで 収支と許認可確認まで 査定と売却方針確認まで
最初に確認すること 管理者、年間費用、将来使う時期 修繕費、賃料、管理継続可否 現況売却可否、期限、引渡条件

管理して残す

向く状況
将来使う予定があり、管理者と予算が決まっている
最初に必要な費用
建物状態により修繕費
継続費用
税金、保険、管理、修繕
管理の手間
継続的に必要
収入の可能性
基本的になし
主なリスク
劣化、近隣問題、将来の権利複雑化
判断までの期間
管理計画を固めるまで
最初に確認すること
管理者、年間費用、将来使う時期

活用する

向く状況
賃貸需要があり、修繕・管理費を負担できる
最初に必要な費用
修繕、設備、用途に応じた改修
継続費用
管理、修繕、募集、税金
管理の手間
入居・利用状況に応じて必要
収入の可能性
入居・利用状況による
主なリスク
空室、工事費、管理負担、許認可
判断までの期間
収支と許認可確認まで
最初に確認すること
修繕費、賃料、管理継続可否

売却する

向く状況
今後使う予定がなく、管理を終えたい
最初に必要な費用
仲介、片付け、測量、解体等。条件により異なる
継続費用
引渡し後は原則終了
管理の手間
売却後は原則不要
収入の可能性
売却代金を得る
主なリスク
売却価格、期間、契約条件
判断までの期間
査定と売却方針確認まで
最初に確認すること
現況売却可否、期限、引渡条件

解体は「4つ目の未来」ではなく、売却や活用のための手段です

古い家だから解体する、という順番にはしません。

建物を残した状態と、更地にした状態の両方を査定してから決めます。

解体には費用がかかります。また、接道条件などによっては、解体後に新しい建物を建てられない場合があります。

更地にした方が売りやすい物件もありますが、古家付きのまま買主を探した方が合理的な物件もあります。

1. 現況(古家付き)の査定額を確認する
2. 解体費用と更地想定額を確認する
3. 再建築可否と建物を残す危険性を確認する
4. 手取りと売却期間を比べて決める

解体前に確認すること

  • 解体費用
  • 古家付きでの査定額
  • 更地にした場合の想定額
  • 再建築可否
  • 建物を残す危険性
  • 解体後の利用方法
  • 固定資産税等への影響
  • 補助制度の対象条件

私の考え

解体業者と契約する前に、不動産としての価格を確認してください。解体費をかけた結果、売主の手取りが減ることもあります。

空き家に関する税金の説明で、誤解してほしくないこと

「空き家を放置すると固定資産税が必ず6倍になる」という説明を見かけますが、税額が一律に6倍になるわけではありません。

改正空家法では、適切に管理されていない空き家が「管理不全空家」や「特定空家」とされ、市区町村の指導後に勧告を受けた場合、その敷地が住宅用地特例の対象から外れる可能性があります。

実際の税負担は、土地の評価、面積、自治体、課税内容等によって変わります。

確認すること

  • 市区町村から指導や勧告を受けているか
  • 住宅用地特例の適用状況
  • 現在の固定資産税額
  • 建物を解体した場合の税額
  • 売却予定時期

税額や特例の適用は、市区町村や税理士へ確認してください。

関連:国土交通省|空家等対策の推進に関する特別措置法(確認日 2026-07-27)

私が実家の相談で最初に確認すること

私は、実家の相談を受けたとき、すぐに売却価格だけを出すことはしません。

最初に次の5点を確認します。

  1. 誰が所有しているか
    登記名義、相続人、共有者を確認します。
  2. 建物と土地はどのような状態か
    雨漏り、傾き、残置物、接道、再建築可否などを確認します。
  3. これから使う予定があるか
    本人や家族が住む予定、貸す予定、保有期間を確認します。
  4. 所有を続けると年間いくらかかるか
    税金、保険、管理、交通費、修繕費を確認します。
  5. いつまでに決める必要があるか
    相続、転居、施設入所、ローン、差押え等による期限を確認します。

この5点が分かれば、残す、活用する、売るという選択肢を比較できます。

年間維持費の確認項目

  • 固定資産税・都市計画税
  • 火災保険・家財保険
  • 庭木・雑草・清掃
  • 通水・換気・見回り
  • 遠方からの交通費
  • 小規模修繕

現地で確認している実家・空き家の様子

管理状態を確認している実家・空き家の外観写真
外観と敷地は、管理状態と売却・活用の判断材料になります。
傷みが進んだ実家室内を確認している写真
室内の傷みは、修繕・現況売却・解体の判断に影響します。
残置物がある実家室内を確認している写真
残置物の量は、撤去費用と引渡条件に影響します。
解体・整地を進めている敷地を確認している写真
解体は手段です。更地にした後の価格と費用を比べます。
接道と外観を確認している戸建の写真
接道条件は、再建築可否や売却先の範囲に影響します。
外構と雨戸を含めて確認している戸建の写真
外構や雨戸の状態も、管理負担と現況売却の材料になります。

「どうするか決めていない」段階で相談してください

相談する時点で、売却を決めている必要はありません。

  • 売るか残すか迷っている
  • 兄弟で意見が違う
  • 家の状態が分からない
  • 片付けと解体のどちらを先にすべきか分からない

という状態で構いません。

私は、売却だけを勧めるのではなく、現在の価格、管理を続ける費用、貸すために必要な費用、片付けや解体に必要な費用、売却までの期間を確認し、比較できる状態にします。

決断を急がせることはしません。ただし、何も確認しないまま時間が過ぎることは避けた方がよいと考えています。

まず現在の状態と価格を知り、その後で家族と決めればよいのです。

執筆・監修

堤 誠之

執筆・監修:ジャパンリアルター株式会社
代表取締役 堤 誠之

保有資格

  • 空き家相談士
  • 遺品整理士
  • 遺品査定士

実務経験

  • 不動産売買
  • 空き家売却
  • 任意売却
  • 債権者対応
  • 残置物・遺品を伴う不動産売却
  • 一棟収益不動産
  • 旅館・ホテル等の売却

空き家をすぐ売ることだけが正解ではありません。しかし、何も確認しないまま所有を続けると、建物、管理、相続の問題が増えることがあります。現在の価格と維持費を確認し、家族で判断できる材料を揃えることが私の役割です。

公開日 / 最終更新

訂正・更新方針:確認できない強い訴求は掲載しません。訂正が必要な場合は更新日を明示して修正します。

運営会社:ジャパンリアルター株式会社

所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-32-4 NSビル 3階

宅建業免許番号:東京都知事(2)第104145号

代表電話0120-940-592

よくある質問

誰も住まない実家はすぐ売るべきですか

すぐ売る必要はありません。ただし、何も確認しないまま置いておくことも勧めません。現在の価格、建物の状態、維持費を確認したうえで、売る、活用する、管理して残すのどれを選ぶかを決めてください。

売るか残すか決めていなくても相談できますか

相談できます。売却を決めている必要はありません。迷っている段階で、現在の価格と選択肢を確認してください。

空き家を貸すには何が必要ですか

建物の修繕費、周辺で見込める賃料、管理費、入居者募集の可能性、用途変更や許認可の要否などを確認します。費用を回収できるかを先に確認します。

古民家カフェや民泊にできますか

立地だけで判断できません。用途地域、建物用途、消防設備、自治体条例、近隣対応、改修費、運営体制等の確認が必要です。収入だけでなく初期費用と運営費を比較します。

実家を解体してから売るべきですか

古いから解体する、という順番にはしません。古家付きでの査定額と更地想定額、解体費用、再建築可否を比べてから決めます。

古家付きのまま売れますか

条件により売却できる場合があります。建物利用が難しくても、土地需要や買主候補がある物件があります。現況のまま売れるかを先に確認します。

家財が残っていても査定できますか

査定できます。家財を全て処分する前に、現況のまま売却できるか、撤去費用を誰が負担するかを確認します。

遠方の実家でも相談できますか

相談できます。住所、写真、登記資料、固定資産税通知等を確認し、必要に応じて現地確認の方法をご案内します。

兄弟で意見が違っても相談できますか

相談できます。共有者や相続人の意見が揃っていない段階でも、現在の価格と確認事項を整理できます。最終的な合意形成はご家族で進めてください。

相続登記前でも査定できますか

査定相談はできます。売却契約や引渡しまでには相続登記等の確認が必要になりますが、登記前でも物件状況や売却方法の検討は始められます。登記手続は司法書士へ確認します。

空き家を放置すると固定資産税は6倍になりますか

固定資産税が一律に6倍になるわけではありません。管理不全空家や特定空家について、市区町村の指導後に勧告を受けると、住宅用地特例の対象から外れる可能性があります。実際の税額は土地や自治体の課税内容で異なるため、市区町村や税理士へ確認してください。

管理不全空家とは何ですか

適切に管理されていない空き家として、市区町村が空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき扱う類型の一つです。指定の有無や指導内容は市区町村へ確認してください。

空き家管理には何が必要ですか

換気、通水、雨漏り確認、庭木と雑草、郵便物、防犯、火災保険、固定資産税、管理担当者などを確認します。将来使う時期と予算も決めておく必要があります。

仲介と買取のどちらがよいですか

価格を優先するなら仲介を検討します。早さや手間の少なさを優先するなら、買取が候補になります。売却期限、残置物、建物状態、契約条件を含めて判断します。

査定後に売却しなくてもよいですか

売却する必要はありません。現在の価格と選択肢を確認したうえで、売る、活用する、管理するのどれを選ぶか検討できます。

査定は無料ですか

査定相談は無料です。査定後に必ず売却する必要はありません。

空き家相談士には何を相談できますか

空き家の売却、活用、解体、管理の選択肢、片付けや解体の順番、必要資料、現況売却の可能性などを相談できます。法律・税務・登記等の個別判断が必要な場合は、確認先を分けてご案内します。

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住所と現在の状況があれば開始できます。売却を決めていなくても構いません。

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